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- どこか遠くにある街
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- 『夜更けより静かな場所』
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- その他
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- 紙 W12.8cm×H18.8cm×D2.4cm
- size
岩井圭也さん新刊📗
『夜更けより静かな場所』
幻冬舎
表紙や物語の各章トップにも【どこか遠くにある街】の
オブジェ写真を使っていただきました。
人生は簡単じゃない。でも、後悔できるのは、自分で決断した人だけだ。
古書店で開かれる深夜の読書会で、男女6名の運命が動きだす。
直木賞(2024年上半期)候補、最注目作家が贈る「読書へのラブレター」!
大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。
「何か、私に合う一冊を」吉乃のリクエストに伯父は、
愛と人生を描いた長編海外小説を薦める。
あまりの分厚さに気乗りしない吉乃だったが、
試しに読み始めると、抱えている「悩み」に通じるものを感じ、
ページをめくる手が止まらず、寝食も忘れて物語に没頭する。
そして読了後、「誰かにこの想いを語りたい」と、
古書店で深夜に開かれた、不思議な読書会に参加するのだった……。
こちらの本は古書店に集まる人々のお話しで、
1人1人の人生が古書店を介して交差していくような物語です。
贅沢にも事前に全部の内容をお借りでき、
つい1晩かけて一気読みしてしまいました。
1話ずつでも読みやすく、でもそれぞれが繋がっている物語なので、
1晩に1話ずつのようにゆっくりと楽しむのにも向いています。
夜長のこの時期に、皆様もぜひお読みください📗
岩井圭也
1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。
2018年『永遠についての証明』で第9回野生時代フロンティア文学賞を
受賞し、デビュー。
2024年『われは熊楠』が第171回直木賞候補となる。
他の著作に『プリズン・ドクター』(幻冬舎文庫)、
「横浜ネイバーズ」シリーズ(ハルキ文庫)、
『付き添うひと 子ども担当弁護士・朧太一』(ポプラ文庫)、
『舞台には誰もいない』(祥伝社)などがある。